ながみねファームは、市街地から離れた郊外の緑があふれる地域で、無農薬のお米や有機野菜を育てながら、循環型の暮らしを営んでいる平飼い養鶏農家です。
農薬や化学肥料のたぐいは使用せず、果樹やハーブ類も合わせて栽培しています。
ながみねファームの鶏の飼い方
1. 環境から整える健康な暮らし
一般的な平飼いよりも密度の低い鶏舎の中で、オスとメスをわけることなく、同じ屋根の下で暮らしています。
鶏としての本来の習性をできるだけ尊重し、 心身ともに健やかでであることを念頭に、鶏たちの住まいを整えています。
すべての鶏をケージに入れずに、地面の上を自由に動けるような平飼にして、1坪当たり7羽以下の密度を保っています。
鶏舎の床面には、もみがらやおがくずを敷き詰め、それが鶏糞と混ざって自然に発酵することで、良質のたい肥となります。
2. 地域の新鮮な山水
水は、卵の内容量の大半を占めています。
「エサは切らしても水は切らしてはいけない」という合言葉があるほど、水はとても重要です。
ながみねファームでは、地域の山の恵みである新鮮な山水を汲んできて、鶏たちに与えています。
3. 安全性の高い食べ物
鶏たちのメインの食べ物は、トウモロコシではなくお米や麦(小米・大麦)です。
一般的な養鶏の飼料では、輸入トウモロコシが主になることが多くありますが、安定供給や遺伝子組み換え品の問題、船での輸送時に必要となる強い農薬のことなどを考えると、ながみねファームでは使用していません。
それに加えて、厳選した飼料を自家配合し、必ず発酵させた状態のものを鶏たちに与えています。
☆詳しくは、鶏のエサのページをご参照ください
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ながみねファーム・四つの基本方針
一、 初生ヒナの段階から、抗生物質や薬剤に頼らず、その土地の微生物・菌の力を借りて、自己の自然免疫力を高める。
ニ、 四面解放型の鶏舎の隣に太陽の光をしっかり浴びることができる運動場を併設し、自然近い環境を整える。
三、 地産地消のお米と麦を主食とし、腸内から健康を形作る発酵型の飼料を自家配合する。加えて、その季節ごとの旬の野菜や果物も与えて、水は地域の新鮮な山水を与える。
四、 動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点を忘れずに、自然交配が出来るようオスとメスを分けずに飼育し、鶏ファーストな環境を心がける。